喧嘩
『宵風なんて知らないっ!』『僕だって壬晴なんか!』
『……おいおい……』
数時間前
つい昼寝が長くなってしまった壬晴は目を覚ましたら宵風がいないことに気づいた。玄関にいったら靴がない…このところ体調がやっと良くなってきたのに外にでるなんて!!壬晴はすぐに探しに外へでた。
『宵風っ』
見つけた場所はマンションから少し離れた広い公園のベンチだった。以前、宵風と散歩できたことがあった。
『壬晴っ』
『『何でこんな時間にいるのっ』』
それから無口で帰宅した二人を雪見はため息ついて見ていた。普段は目障りなほど仲が良い二人だが今日は違った。
喧嘩か……
ブブブブ……
『ひゃっ!!』『……!』
突然壬晴の携帯がなった。非通知の電話だ
宵風と離れるのにいいチャンスを得た壬晴は隣の部屋に行った。
ピ
『…どちら様ですか?』『六条か?』『!』
相手は行方不明の雲平からだった
『……先生…今どこにっ』『それは…』
声が聞こえにくい。山奥?電波が良くない場所……
『壬晴〜ちょっと来いよ』『!!』『いい…俺と話しているのが気づかれないように行け』『でも…』『話しながら行け。相手は清水だとでも』『かけ直す』『無理だ…あまり電波が良くない』『……』
雪見は雪見で困っていた。二人の携帯なんて今までなかったからだ。
ましてやその二人は壬晴と宵風…扱いにくい
『…なに?電話中』『……』『まぁすぐ終わらす』
ジジッ……
『!!』『気にするな…いいか頼みがある。明日の一時にフロスティを殺害した会場があったな?あそこまで来てくれ』『…なんで』『大切な話を最後までしたくてな』『わかった………きるよ』
プッ…
『雪見さん』『んあ?』『俺明日出掛けます』
雪見プロデュース仲良くなろう作戦は終わった
一時十分前。
とりあえず来てみた壬晴は先生を探した。
『六条』
『……雲平…先生…』
立ち話にしては長くなるので近くの喫茶店に入った。飲み物を頼んで学校の勉強状態をはなして一時間はたった
『…で?本題は何ですか』『………』
『お前は宵風に脅されてはいないのか』
『!!』
『……表の人がいる。歩こうか』
突然だった。突然その名前を出されたから激しく動揺した。
『脅されてなんかない。雲平先生は禁術書くれないんだ』『旭さんやそのほかの死んで逝った忍のため渡すわけにはいかない』
沈黙が続く
『…先生は変わらないね。あまい先生だ』『六条』
ぱし
『!!』
腕を捕まれた。ふりほどけない…っ
『帰ってこい…壬晴!!』
『先…生…』
『手を離せ』
『『!!!』』
いるはずがない人間が此処にいる…
喧嘩して…怒ったあなたが…
『宵風』
『離せ。撃つ』『!』『気羅使いっ!ついていたのか!』
ついていたのか……?
え…?
ずっと?
だって喧嘩して今日は顔も見なかったんだよ?
『離して先生…』『!壬晴…』『みんなによろしく』『まてっ!壬晴…』
『…痛いよ』『………』
先生と別れてから宵風は腕を掴んで無理にマンションまで壬晴を引っ張った。そうするとすぐに隣の部屋に連れ込み鍵を閉めた
『……なに?』『何故雲平といる』『宵風には関係ない』『ある』『ない』
ぎゅっと一面真っ黒になった
背中に手を回されてから宵風に抱きしめられていることがわかった。少し苦しい。
『離して』『嫌だ』
少し肩がふるえている。宵風…
『泣いてる…の?』『泣いていない』
じゃあ…どうしてこんな
『いかないで』
!!
『宵『いかないで壬晴』
また力が増える。顔を少し上げて宵風の顔をみた
『いかないで壬晴…いなくならないで…』『宵風…』『あの時壬晴に怒ったのは…あんな時間に一人で外に出ないでほしかったんだ。危ないから。』『そんな…宵風だって勝手にいかないでよ。寂しかったし…少し怖かったんだよ?』『……うん…ごめん』『ううん…ごめんなさい』
『だから壬晴が誰かと会うのにここを出ていくのがいやだった。怖かった。帰ってこないんじゃないかと思った…』
……宵風……
『会ったのが雲平と知って息が止まりそうになった。』
『……うん……』
『いかないで』
『いかないよ』
『でも…アイツは壬晴を…』
『ちゃんと断ったよ』
『……うん』
『宵風』
『?…なに?』
『いかないから』
『……うん』
雪見が帰宅すると二人してベッドで寝ていた
| 固定リンク

コメント